■正直この日は自分には訪れないと思ってた。
というわけで、卒業式です。
■といっても別にわざわざ詳細を述べるほどのものじゃないんだけど
今まで過ごしてきた大学生活を思い返すと長いような短いような、
小学校生活と同じ長さだったと考えるとやっぱり結構長いんだけど、
旅行とかほとんど行かなかったせいもあって思い出せるのは
ロクな思い出じゃないわけで、なんだかなるようになったなぁという感じ。
はぁ、よく分かりませんね。
知り合いも沢山できたし、大学生活自体は別に悪いものではなかったんですが
やはり最後の最後でアレなことがあったので、終わり悪いとすべて台無しって
感じが否めません。
最後まで一筋縄ではいかない大学生活でしたね!
■とりあえず先に今日の卒業式メモ。。
卒業式の後に卒業生全員外に集まって集合写真を撮るんですが、
今年卒業でもなんでもない後輩らもわざわざスーツ着て来て
紛れ込んでる始末。ていうか毎年来て写って人とかいるし!
集合写真のためだけにわざわざ来る人がいるのかーと
思われるかもしれませんが、目的はこのあとの卒業記念パーティ。
大学の食堂を使ってのスタンディングパーティなのですが、
なかなか良さげな料理を卒業生は無料で頂けます。
みんなそれ目当てでわざわざ来るわけです。
本人チェックも特にしないので余裕で紛れ込めるので、
会津大学と全く無関係な一般人がスーツで紛れ込んでてもばれません。
とはいっても、やはり真の目的は友人らと話をして盛り上がることでしょうけどね。
結局パーティでは食事制限とか完全に忘れて飲み食いしてしまいました。
やっぱりちょっと名残惜しいかもしれない。
かといって、もう居たくないのも事実!
なんだかんだでかなり嬉しい卒業式なのでした。
■さて、この1ヶ月間くらいに何があったかといいますと・・・
まぁ話せば長くなるわけですが、一旦ドンゾコに突き落とされてからの
大逆転といいますか、これ以上無いくらいのネタになるような出来事が
あったわけです。
ちなみにmixiでうちの日記見てた人はご存知な通り、例のアレです。
どうしようか迷いましたが、どうせだからこっちにも乗せときます。
ここ1ヶ月くらいこちらの日記に詳細載せてなかったのは
もしバレたときに卒業できなくなる恐れがあったからです。
今ならもう大丈夫。
▼それは、卒論発表を2日後に控えた3月7日のこと。
自分は卒論担当の下田先生(仮名)にアンケートなどの集計データと
そこから見出される結論を説明しに赴きました。
と、そこで言われた言葉。
「そういえば年明けに私がオマエに買わされたソフトウェアの
代金払えよな、結局使わなかったんだろアレ」
そのソフトとは、自分が年末に卒論を進める上で
必要になりそうだったのでお願いして購入してもらったとある
3Dモデルの形式コンバートツール。 価格は57,000円。
購入当初、先生は
「大学の研究費が落ちるのが間に合わなかったら私が自腹で払いますから」
と言っていて、結局急すぎる関係もあり大学の研究費が
降りず、自腹で購入してくださったということでした。
正直自分のために自腹で払ってもらったのは
申し訳ないなと思っていたので、購入直後にメールで
「自分が払いましょうか?」と言ったりしてたのですが、
特に返答も無かったので感謝しつつそのまま2ヶ月が過ぎました。
しかし、急遽そのソフトの代金を卒論発表2日前になって払えと言ってきたのです。
確かにそのソフトを自分は過程上結局使うことはなかったのですが
一緒に研究している友人は自分の研究と関連づけたものとして使用してました。
そのことを下田先生に言っても、そんなのは知らん、の一点張り。
自分の研究生の卒論発表内容も把握してない模様。
俺「全額払うのはどうかと思うのですが・・・」
下田「じゃあ2/3でいいから払ってください」
というわけで、次の日4万円持っていくという話になりました。
しかしながら、ソフトを自分が使ったわけでもないし
受け取ったわけでもないのに金を払うのは
なんだか理不尽な気がしたので、学生課にメールをして
明日先生の元に行く前に相談することにしたのでした。
なにより、発表2日前になって言ってきたその脅迫めいたやり方が気になったのです。
▼火曜日。
昼過ぎに大学に来た自分は、まず学生課に昨日のことについて
相談しに行きました。 発表前に事を荒立たせてもし発表を
キャンセルされでもしたら、それこそ最悪の事態になると思った自分は、
とりあえず口座にこれしかありませんでしたといって
2万程渡して領収書を貰い、発表が終わって卒業が確定した後に
下田に文句を言いに行くという計画を実行することにしました。
しかし、そう上手くはいきませんでした。
下田のもとを訪れて、
俺「今銀行に2万しかなかったのでまた今度持ってきます、
とりあえずいくら払ったか忘れないように領収書ください」
と言うと、
下田「じゃあ残りは必ず明日持ってこいな、
それと実家の電話番号教えろ、
本当に口座にそれしかなかったのか確認してやる」
なんてことを言い出しました。
俺「今親は仕事でいないのでかけても誰もいませんが・・」
下田「オマエのいうことは信用できん!
あと領収書なんて書くか!
そもそもこんなに迷惑かけておいて
なんなんだオマエは!別に卒業させてやらなくてもいいんだぞ、
来年他で卒業すればいいだろ?」
またしても恒例のブチキレモードです。
せっかくこの後に明日の発表の予行練習を下田に見てもらうつもりだったのに
全て台無しです。もはや明日の発表も絶望的になってしまいました。
ただでさえイレギュラーな卒業可能ギリギリな期日に発表することに
なってるというのに・・・。
あぁ、これが真のドタキャンというやつか。
もう発表資料も原稿も出来てるのにな。
しょうがないので、再び学生課にこの事情を話し、最終手段として
今回もまた学生課が立ち入って 話を聞くと言うことになりました。
こうなるともう自分ではどうしようもありません。
1時間後に再び来て下さいといわれ、学生課を去る自分。
そして事態は思わぬ方向へ・・・。
▼1時間後。
とりあえず実家に電話したら繋がったので、
親に下田から電話があったら口座に本当に金がないと言うように釘を打っておく。
そして学生課を訪れた自分を待ち受けていたのは予想もしない事実であった。
いや、予想はしたけどそれは無いと思っていたというのが正しいか。
学生課の人のところに行くと、
「下田先生からお金は取り返しておきました」
と2万円を返される。
それで結局どうなったんですか?と聞くと
学生課のKさんは驚くべき事実を話だした。
「下田先生、実はあのソフトウェアの代金、
自腹で買ったんじゃなくて、研究費からしっかりおろしてたらしいよ・・・」
・・・・・。
まさかそれだけは無いだろうと思っていただけに開いた口が塞がりませんでした。
つまりこれは、犯罪。
間違いなく詐欺罪です。
研究費を使って買っていたのに、自分で金出して買ったことにして
生徒からその分の代金をぶんだくろうとしてたわけです。
学生部長や学生研究科学長の調べに対し、下田容疑者は、
「明日までに返す金が必要だった、最近生徒に返した交通費などのせいで
金が無かった」
と話しているとの事です。
というわけで、もし自分が被害を蒙ったとして新聞社などのメディアに言えば、
正式な犯罪としてかなりの問題になるだろうと言っておりました。
もちろんクビも飛ぶだろうと。
こういう可能性も考えたことは考えたけど、まさか本当に詐欺られそうに
なっていたとはね・・・。
▼そしてついに卒論発表予定日。
昼頃大学に行った自分は、学生課に呼ばれて
昨日の件についてどうなったかを聞きに行きました。
聞くところによると、下田は金をせびったことについては
全く悪いとも思っておらず、それどころかこの1年間迷惑をかけられたことに
対して憤慨していると いうことで、なんらかのカタチで詫びが欲しいと
言っているということでした。
さすが非常識さなら誰にも負けない講師です。
詫びて欲しいのはこっちだという気持ちを抑えつつ
学生課の言うとおりに謝罪文を書くことに。
10分後。 完成。
思ってもいないことをずらずらと並べ速攻印刷して封筒に入れて完成。
学生課の方が一旦預かって下田に渡してくれると言うことで一安心。
自分が直接持っていったら見られずに捨てられる以前に、
受け取ってすらくれないであろう。
だまされて金を取られそうになったのはこっちなのにね!
んで、いよいよ発表の時間が近づいてきたのでUTU君が貸してくれた
発表用のノートPCを持って中講義室で始まるまで準備。
始まる前に自分が渡した謝罪書を渡しますと言っていたので
この頃にはすでに下田のもとに届いていたであろう。
他の先生らや学生課の方々、あと 知り合いが数名見守る中、発表は始まり
15分後に滞りなく無く終了。
最後のほうは自分でも何を言っているのか分からないような感じになりつつも、
なんとか発表は 終了し、質問された内容にも特に問題もなく
答えることが出来た・・・と思います。
発表は英語でしたが、質問は日本語で本当に良かった。
それから学生課から、合格ですとの知らせを受け、いよいよ卒業が確定した感じで
ございました。 いろいろあったけど、正月におみくじで引いた凶末吉の凶の部分は
本当に去ってくれた・・・のかな?
とりあえず一段楽。
途中何度となく頭に来て、辞めてやるよ!と言いそうにも
なりましたが、そのたびに耐えられた自分を誉めたい。
とりあえず卒業が完全確定してからその後の対処は考えることにします。
てなことがあったわけです。
結局卒業はできましたが、卒業式後に学生課の方に聞いた話では
実はまだ下田先生からサインされた卒論3部は受け取ってないとのこと・・・。
内容がOKだったらサインして学生課に提出してくださるようお願いしますと
卒業式1週間前くらいに言っておいたのですが、まだかよ!と。
こちらとしてはもう卒業証書も貰ったわけですし、何も問題ないんですけどね!
あとは、これ以上あの講師の犠牲者を増やさないためにも自分のやれることを
するだけです。ちなみにあの講師、毎年最低1人は自分が食らったような
犠牲者を出していて、学生課の方々もとても困ってるわけです。
こうして書くと、ただの逆恨みだろとか思われるかもしれませんが
実際あれほどオカシイ人もなかなかいません。
というか、少しでも頭の切れる先生だったら自分の詐欺がばれるような
証拠は残してはおかないはずです(笑)
あと、普通だったらこんなマズいことがばれたら相手の生徒に
あれは悪かったとか言ってきてもおかしくないと思うんですが、
彼の場合、あの金は迷惑料だ!とか言ってるらしいので
もう救いようがないです。
もしこれから会津大学に入学する方は、くれぐれもあの先生には気をつけてください。
これ以上被害者が出ないことを祈ってます。
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